■兄弟ゼミと親戚ゼミ:夜間主内での絆と全日制への広がり
人材ゼミでは、協力関係にあるゼミと適宜合同で活動を行っています。全日制の大滝令嗣先生のゼミは、親戚ゼミと呼ばれており、日本語もできるトリリンガルの留学生は夜間主のゼミに参加して「グローバル色」を添えてくれています。更にシンガポールダブルMBAの学生も比較的縁が深い関係にあります。特に英語力が必要なわけではありませんが、「万国旗を見るとわくわくする」タイプのひとであれば、このゼミを満喫することができるでしょう。
WBSという大きなネットワークには「大きさからくるメリット」があります。一方、それだけではなかなか居場所が作りにくいもの。ゼミは「自分にとってのホームベース」であり、大きなネットワークの中心となるものです。同期の仲間、兄弟ゼミの仲間、親戚ゼミの仲間、そして先輩たちと後輩たち。これが卒業後も続くゼミの「縦のつながり」です。10年経ち、20年経ったらどんな世界が待っているのでしょうか?ワクワクしませんか?
人材ゼミにおいては、それぞれが持っている問題意識について発表しあい、人事のみならず戦略、マーケティング、ファイナンスなど様々なアプローチによって「視野を拡げつつ・問題意識を深める」ための議論を行います。そのような活動が修士論文の土台を作ることにつながると考えています。つまるところゼミは、結果として修士論文という成果物を仕上げていくための「チーム」であるともいえます。
杉浦教授はもともと戦略・マーケティング畑の出身で、人事の経験は金融機関で蓄積しました。人材、組織マネジメントを単独で考えるのではなく、「戦略」「マーケティング」「ファイナンス」などの他領域との関わりを常に念頭においています。
人材ゼミ生のバックグラウンドは多様です。一方で、このテーマを選ぶメンバーには「ひと」として醸し出す雰囲気に一定の共通性があります。ゼミの「トーン&マナー」と言っても良いでしょう。テーマの適合性もさることながら、ゼミ・カルチャーとのフィットはとても大切です。
また、人材ゼミでは、色々な意味での「大人度の高さ(maturity)」も大切にしています。どちらかといえば穏やかなメンバーが多く、思いやりとホスピタリティーに溢れており、私自身のスタイルも「やや甘口」ですから、全体としては過度に競争的ではないカルチャーと言える一方、同時に「本心を本音で爽やかに伝える」というアサーティブネス(assertiveness)も重視しています。
人材ゼミでは、協力関係にあるゼミと適宜合同で活動を行っています。全日制の大滝令嗣先生のゼミは、親戚ゼミと呼ばれており、日本語もできるトリリンガルの留学生は夜間主のゼミに参加して「グローバル色」を添えてくれています。更にシンガポールダブルMBAの学生も比較的縁が深い関係にあります。特に英語力が必要なわけではありませんが、「万国旗を見るとわくわくする」タイプのひとであれば、このゼミを満喫することができるでしょう。